今日は抗菌薬(抗生剤)の正しい使い方についての講演会に行ってきました。
かつて新米医師であった僕を鍛え上げてくださった大先輩が講演なさることもあり、クリニック見学後、都内ホテルの会場に向かいました。
抗生剤とは、細菌(ばい菌)感染症の治療に使うお薬で、種類もたくさんあります。
ウイルスはばい菌の50分の1ほどの大きさで、こどもの風邪のほとんどがウイルス感染症です。大きさやそのつくりがばい菌と違うので、抗生剤は全く効きません。
その効かない風邪にも抗生剤がたくさん使われたことによって、抗生剤が効かない・効きにくいばい菌(耐性菌)が増え、もともと薬で治る細菌感染症が治りにくくなってしまっているというわけです。抗生剤が必要か、必要でないかを見極め、上手に使いましょうというお話です。
難しい話を分かりやすく説明してくれる先輩の知識と理解度の深さに、改めて感動し、勉強させて頂きました。
講演会の後、懇親会がありました。一緒に講演会を聞いていた後輩(練馬区豊玉で小児科・耳鼻咽喉科のクリニックをしています)と、先輩方を囲んで情報・意見の交換をしました。楽しく、ためになった1日でした。